《この人が熱い!》ミニチュア家具へのこだわり[サポーターF様]

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栃木県の指物師・黒崎敏雄さんのサポーターF様が、4月にクロサキ工芸へ体験工房に参加されました。

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体験工房に参加されたサポーターF様

サポーターF様は2014年8月の伝統サポーターズβ版の頃よりサポーターとして登録。2015年正式版リリースに向けた、サービス改善のための電話インタビューにも応じていただいた経緯があります。

電話インタビュー時にも、「趣味でミニチュア家具を製作している」とお話しされていたF様。サポーターになったのも、黒崎さんの紹介ページに掲載された道具の写真を見て興味を抱いたのがきっかけ、とのことでした。

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プロジェクトに興味を抱くきっかけとなった、黒崎さんの貴重な道具の数々

木工家具づくりのプロである指物師に、直接教えてもらえる機会を得たF様は、週末を利用して、ご自宅の東京都から栃木県宇都宮市のクロサキ工芸へ。なんと、マイ鉋(かんな)持参でのご登場に、職人さんもビックリ。

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F様のご持参した“マイ鉋(かんな)”

体験工房をスタートする前から、職人・黒崎さんとともに道具の話で盛り上がります。この鉋の製作者について知る黒崎さんから、製作者にまつわるご紹介をしていると、黒崎さんから質問がーー。

黒崎さん「普段、この鉋使うことあるのですか?」
F  様 「はい。趣味でミニチュア家具を作っているので」
黒崎さん「え?ミニチュア家具??」

ということで、F様がご自身で製作されたミニチュア家具をご披露されました。

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これがF様の製作されたミニチュア家具のテーブルです!

手のひらに乗ってしまうほど小さい小さい可愛らしいテーブル。趣味で作ったとは思えないディテールの細かさも特長です。

実はF様はジャパンギルド(日本ミニチュア作家協会)に所属していて、協会の作家先生から12分の1の家具作りを教えてもらったことがあり、それ以来、木工製作を手掛けるようになったのだそうです。

本業はメーカーに勤める会社員というF様。趣味でここまで製作できるというのに驚かされます。手仕事の職人のサポーターになる人は、ものづくりへの熱い心で通じ合っているのだな、と感動しました。

この日、F様は作家先生が製作されたミニチュア家具をご持参されたとのことで、こちらもお披露目!

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さらに近寄ってみると・・・

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こんな感じ!
iPad miniくらいの大きさです。本当に小さいです。黒崎さんも、これにはまたビックリ!

「貴重なものを見た」と、おもむろにペンタックスの一眼レフカメラを取り出した黒崎さん。ご自身が製作されたテーブルの上に、このミニチュア食器棚を乗せ、何枚も何枚も撮影されていました。

伝統サポーターズを通して直接交流された職人・黒崎さんとF様。木工に対する深い愛情を感じました。

黒崎さんは体験工房後、「(F様が)ミニチュア家具へのこだわりを持ち、長く続けていることに感動いたしました。サポーターの方々が少しでも多くクロサキ工芸まで来ていただけることが、私自信にとっても大切なことです」とメッセージを寄せられました。

マイ鉋と自らのミニチュア家具をご持参されてご参加のF様が、この日、体験工房で作ったのはコチラの折敷です。

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仕上げに「砥粉」や「とくさ」を使って手で磨きあげました。木目の美しさを生かしたオリジナル折敷。和菓子を乗せて食べたり、コーヒーカップを置いたり、使うシーンはさまざまです。

最後に、F様に、ミニチュア作家のすごい人・田中智さんを紹介してもらいました。「田中智さん」で検索するとたくさんの作品画像が出てきますが、下記のまとめサイトがオススメです。田中智さんの公式サイトと併せてご紹介いたします。

▼【1円玉サイズのパンケーキ?!】田中智さんのミニチュアフード作品集
http://matome.naver.jp/odai/2140811487650538701

▼田中智さんの公式サイト
http://www.geocities.jp/koapin1225/