【まとめ企画】伝サポの染織の職人さん4人をご紹介

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本日の記事では伝統サポーターズにご参加いただいている染織に関する4人の職人さんをご紹介します。

①西陣爪掻本綴織継承者:山崎沙帆(やまざきさほ)さん
https://www.den-suppo.jp/projects/13

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一つ一つの糸を爪で掻くようにして織り込んでいく「爪掻き本綴れ織」が山岸さんの職人技。西陣織の中でも特に歴史のあるこの技法を広めたいという願いが込められております。

②奄美の織物職人:元允謙(はじめただあき)さん
https://www.den-suppo.jp/projects/21

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大島紬(おおしまつむぎ)とは九州は奄美大島で栄える織物の一種です。深みのある色合いと細やかな織りが特徴がゆえに着物ファンから絶大なる支持を得ています。その一方で着物文化が衰退していくとともにこの大島紬も多くの日本人にとって遠い存在になってしまっています。

そんな現状を変えるべく、伝統サポーターズの大島紬の職人さんである元允謙(はじめただあき)さんの今後の目標の一つに「大島紬里帰りプロジェクト」の推進があります。たんすの中で眠りがちな大島紬の着物のリノベーションがこのプロジェクトの大きな目的。里帰りプロジェクトが活発化していくことによって大島紬の知名度の拡大と奄美の伝統を守られていくことに繋がります。

 

③友禅彫刻作家:西村武志(にしむらたけし)さん
https://www.den-suppo.jp/projects/28

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昔ながらの着物が製造される背景にはこの「型紙」の存在は欠かせません。型紙とは渋紙を小刀で様々な美しい模様を掘ること。そしてそれが着物の模様の原型になるのです。しかし現代の着物にこの型紙が用いられているケースは少なく、そのほとんどが大量生産された安いものにとってかわられている現実もあります。

型紙を必要とする人がいなくなれば、この技術も消滅の一途をたどります。職人の西村さんはこの状況を少しでも変えていくべくiPhoneケースやタンブラーなどわたしたちの身近な商品の開発にも取り組んでおられます。

 

④手描き友禅作家:笠原以津子(かさはらいつこ)さん
https://www.den-suppo.jp/projects/2

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筆を用いて反物に絵を描いていく手描き友禅には主に二つの技法があります。「無線友禅」と「糸目友禅」です。筆に直接絵の具をつけてそれで反物に絵を描いていくのは「無線友禅」。一方で「糸目友禅」は絵の輪郭を糸目と呼ばれるノリで描き染め、その中を彩色する技法。手描き友禅作家の笠原さんはこの両方の技法を習得されております。

こちらの動画では実際に笠原さんの「無線友禅」をご覧になることができます。